皆さんこんにちは!
「3,000m級の山に登ってみたいけれど、北アルプスは難しそう…」
そう思っている方におすすめなのが、乗鞍岳(のりくらだけ)です。
マイカー規制区間はバスで2,700mまで一気に上がれるため、登山初心者でも気軽に挑戦できます。
この記事では、実際に私が登った体験談をもとに、
- 駐車場やアクセス方法
- 登山ルートや所要時間
- 服装・持ち物
- 登ってみて感じたこと
をまとめていきます。
これから「初めての3,000m級」に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
1.乗鞍岳とは?初心者でも登れる3,000m級の山
乗鞍岳は、標高3,026mの主峰「剣ヶ峰」をはじめとする山です。
他の北アルプスの名峰(槍ヶ岳・穂高岳など)に比べると登山道が整備されており、畳平(標高2,702m)からスタートできるため、2時間ほどで山頂に立てるのが大きな魅力です。
という点から、入門編として人気の山です。
実際に、私も3,000m級の山に初めて挑戦しましたが、無事登り切ることが出来ました!
2.乗鞍岳へのアクセス
2−1.駐車場について
標高2,700mの畳平まではマイカー規制があるため、専用バスを利用します。
岐阜県側からアクセスする場合は、「乗鞍スカイライン」を利用します。
- 乗鞍スカイライン・シャトルバスを利用可能
- 「ほおのき平駐車場」より乗車可能
- 駐車台数は約1,500台、駐車料金は無料
長野県側からアクセスする場合は、「乗鞍エコーライン」を利用します。
- 乗鞍エコーライン・シャトルバスを利用可能
- 鈴蘭地区(乗鞍高原観光センターや三本滝など)より乗車可能
- 乗鞍高原観光センターの駐車台数は約200台、駐車料金は無料
2−2.バスで畳平へ(料金・時間)
岐阜県側・長野県側の駐車場からは、それぞれシャトルバスを利用して畳平まで向かいます。
乗鞍スカイライン(岐阜県側)の利用料金と畳平までの所要時間は以下の通りです。
- 往復料金:3,400円(大人)
- 所要時間:ほおのき平駐車場〜畳平まで約50分
乗鞍エコーライン(長野県側)の利用料金と所要時間は以下の通りです。
- 往復料金:4,500円(大人)
- 所要時間:観光センターから畳平まで約50分
- 完全予約制です。
私は愛知県内から向かい、長野県側のエコーラインを利用して畳平まで向かいました。
朝8:30発のバスに乗るため、乗鞍岳周辺に前泊して登頂に挑みました。
8月後半の日曜日で、7時40分ごろの到着で駐車場は8割ほどが埋まっていたため、早めの行動が必須です。
バスで畳平まで向かう道は山道で、カーブも多く、車酔いしやすい方は酔い止めを飲んだり前の方に座るなどの対策が必要だと感じました。
しかし、途中の車窓からは高山植物や連峰などの絶景が広がっており、登山前からテンションが上がります。
3.登山ルートと体験談
登山初心者の私が実際に登った登山ルートと所要時間を紹介します。
畳平バスターミナル(標高2,702m)
↓
富士見岳(標高2,817m)
↓
剣ヶ峰(標高3,026m)
↓
畳平バスターミナル
休憩を含め、登りはおよそ2時間程度かけて剣ヶ峰山頂まで登り、下りは1時間半程度かけて降りてきました。
往復の所要時間は約3時間半です。











畳平バスターミナルの横にある「乗鞍本宮 中之社」では、御朱印を頂くことが出来ます。
登頂の記念に、ぜひ立ち寄ってみてください!
4.乗鞍岳登山の服装と持ち物
標高2,700mからのスタートなので、真夏でも気温は10~15℃前後まで下がります。
私が実際に訪れたのは8月後半でしたが、最高気温16℃で、日が陰ると肌寒さを感じる気温でした。
また、初心者でも登れる山ですが、山の天候は変化が激しいので準備はしっかりとしておきましょう。
基本の服装
- 長袖・長ズボン+ウィンドブレーカー(レインウェア)
- 動きやすいパンツ(ジーンズは不可)
- 防寒着(フリースや薄手ダウン、厚手の羽織など)
- 登山靴
基本の持ち物
- 雨具(レインウェアやザックカバー)
- 日焼け止め・サングラス
- 手袋
- 水分、行動食(エネルギー補給のため)
- 熊鈴
あると良い物
- 現金(有料トイレや小屋での食事で使用)
- ヘッドライト(暗い時間の登山に使用)
- 常備薬、絆創膏など
- ゴミ袋
動きだしたり、日が照ってくると暑くなってくるので、8月後半の登山なら長袖シャツのみで登ることが出来ます。
しかし、山頂で雨が降ってきたり、雲が出てきて寒くなってきたりするので、防寒着を兼ねたレインウェアを持っていくことをお勧めします!
また、剣ヶ峰の登山道には岩場があるので、手袋やポールがあると上り下りしやすいので、ぜひ用意して行きましょう。
購入するほどでもない、という登山用品はレンタルもおすすめですよ!
また、山の日差しは思っているよりも強め。
日焼け止めやサングラス、帽子で対策を行うと良いでしょう。
5.おわりに
乗鞍岳は、バスを利用して標高2,700m付近まで一気にアクセスできるため、登山初心者でも3,000m級の山頂に立てる貴重な山です。
愛知県からのアクセスも車で3〜4時間ほどと比較的近く、日帰りや1泊での山旅が十分可能です。
実際に登ってみると、整備された登山道と絶景が広がる稜線歩きが魅力で、初心者でも「山頂に立った!」という達成感を存分に味わえました。
天気さえ良ければ北アルプスの大パノラマを一望でき、まさに日本屈指のビュースポットといえるでしょう。
また、登山口の畳平には売店やトイレもあり、安心感があるのも初心者には嬉しいポイントです。
服装や持ち物をしっかり準備していけば、安全に楽しむことができます。
これから「3,000m級に挑戦してみたい」「愛知から行きやすい山を探している」という方には、乗鞍岳はまさにおすすめの山です。
高山植物や雷鳥など、シーズンごとの見どころも多いので、次の登山計画にぜひ組み込んでみてください。
登山靴やレインウェアなど必要な装備は、アウトドアショップやレンタルサービスを活用すると安心です。
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では、また!
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